スタンでアショクが強い理由(スタン 考察)
ラブニカがローテーション落ちしてから活躍を始めた「悪夢の織り手、アショク」。青黒コンやシディシウィップでは必要パーツとしての認識が広がっている。先日は無理やりアショクを使うために青アブザンなんてものも作ってみた。

時期に運命再編も発売されるが、ここで今一度アショクの強さの理由を考えてみようと思う。



(1)(青)(黒)
プレインズウォーカー — アショク

[+2]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上から3枚のカードを追放する。
[-X]:悪夢の織り手、アショクによって追放された、点数で見たマナ・コストがXのクリーチャー・カード1枚をあなたのコントロール下で戦場に出す。そのクリーチャーは、他のタイプに加えてナイトメア(Nightmare)でもある。
[-10]:すべての対戦相手の手札と墓地にあるすべてのカードを追放する。

初期忠誠値3


何はともあれ特徴的なのは環境唯一の3マナPWということだ。基本的にPWは早くだして能力を可能な限り使用したい。その意味で3マナであるということはそれだけで注目に値する。
それと合わせて初期忠誠値と上昇値の高さがアショクの生存能力に拍車をかけている。仮に相手の場にパワー3のクリーチャーがいても、アショクを倒すまでに3Tかかる。合計ダメージは9点与えることになる。それはアショクのコントローラーは9点のライフを得たともいえる。

はっきり言って現状アショクに対して3マナ以下のカード単体で効果的に対処できるカードは「英雄の破滅」と「払拭の光」だけである。また戦場に出る前ならばハンデスとカウンターも有効だ。除去の有無によるがクリーチャーなら「ゴブリンの熟練扇動者」がベストだろう。


そして生き残ったアショクが何をしてくれるのか。マイナス能力によって対戦相手のクリーチャーを召喚してくれる。それがまた自身を守るブロッカーとして機能し、さらに多くのアドバンテージを稼いでくれるのだ。




総合するとアショクの強さは、その生存能力の高さと一度機能しだすと止めずらいという性質の2点だと考えられる。またそれらが活躍しやすい環境(中マナ域のクリーチャーが強い、いわゆるミッドレンジ系が多い)なのが、今になって使われるようになった理由といえる。







逆にアショクが弱い場面とはなんだろうか?

既に相手の場に合計パワー5以上のクリーチャー陣が存在する(またこちらにブロッカーがいない)場合。そうなると普通アショクは3マナソーサリーの5点ライフゲインでしかない。赤単やジェスカイトークン等には効果的ではないだろう。

+能力を起動後にクリーチャーが追放されなかった場合。ただの石臼ならば対戦相手にとって通常大した脅威ではない。三番目の能力まで繋げられるプレッシャーはあるので無意味ではないが、ノンクリーチャーデッキは大抵アショクに対抗する手段があるものだ。
(私は青黒コンミラーをやったことがないので、コントロールミラーでアショクにどれだけの価値があるのか実の所わからない)




まとめるとこうだ
アショクは対処手段が限られている。加えて苦手な速攻デッキが少なく、得意とするミッドレンジ系が多い環境が追い風となっている。


青黒コンでミッドレンジを相手にして、先行時の手札が「思考囲い、アショク、英雄の破滅」ならその場で『イエス、アイウィン!』叫んで構わないだろうさ。
細かい所だが、青黒コンやシディシ相手にはサイド後英雄の破滅を残しづらいという事情もいやらしい。




コメント

SHINE
2014年12月31日12:56

青アブザンを使って思ったのが、奥義直前までいったアショクをあっさり「英雄の破滅」されるのが非常に悲しい。青黒コンのようにしっかりカウンターとれるデッキの方が、対コントロール戦では上手く扱えるな。

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