紳士としての心構え 1人でも多くのプレイヤーに読んでいただきたい
2014年10月11日 TCG全般mtgは紳士のゲーム…そんな言葉をどこかで聞いた気がする。
みなさんはちゃんと紳士的プレイができてますか?私もまだまだ精進が必要な身ではありますが、自分への戒めもかねて紳士的プレイのチェックリストを作ってみようと思います。
準備編
これは実際に対戦が始まる前、店舗や会場に入る前に済ませておくことだ。
・身体を清潔に保っているか
徹夜でmtgにのめり込むのもよくわかる。しかし紳士たるもの出発前に軽くシャワーを浴び身体を清潔に保つべきだ。
・爪は短く切っているか
対戦時にはどうしても相手のカードに触れることになる。紳士にとってカードの扱いはレディーに接するようにやさしく。伸びた爪では傷をつけてしまう。
・必要になるであろうサプライは用意しているか
ライフカウンターはもちろん、君のデッキが大量のPWやたくさんの+1カウンターを使う予定なら、自身の分はまかなえる数のカウンターを用意しておこう。可能であればトークンカードも用意しておくとベストだ。
ゲーム内におけるコミュニケーション編
席に着き、対戦相手と顔を合わせる。そこからのやりとりについてだ。
・気持ちのよい挨拶ができているか
まずは挨拶。馴染みの顔に会うことも、初めての人に会うこともあるだろう。いずれにせよ、今日この場であなたと手合わせできて光栄だという気持ちを、シンプルな挨拶によって伝えよう。
・自分のプレイが正しく相手に伝わっているか
序盤など選択肢の少ない場面では、つい進行がラフになりがちだ。対戦相手にあなたの行動が適切に伝わっているか注意を払おう。また、対戦相手の行動に不明瞭な点があれば遠慮なく質問しよう。あなたにはその権利がある。
特に最近のスタンダードではペインランドやスペルに付随する回復効果によって、ライフがめまぐるしく変動する。あなたにとっては当然のことであっても、あなたにはそれを対戦相手に正しく伝える義務がある。たった1点のライフであろうともその増減をハッキリと宣言しよう。
・対戦相手を中傷したり挑発したりしていないか
時には確率の偏りもあるかもしれない。対戦相手の一般的でないカードやプレイによって逆転される日もあるかもしれない。しかしそれによりどのような結果がでても対戦相手は悪くないし、あなたも悪くない。目の前の人を貶めるような発言はしてはいけない。
ゲームにおけるプレイ編
実際にカードを用いての対戦内容についての注意だ。
・不必要な時間を使っていないか
公式戦は対戦時間が規定されている。その時間はあなたと対戦相手の二人で共有するものだ。あなたがマナを出すことができず、使用できる起動型能力もないのに対戦相手のスペルの解決に対応し悩むのはやめよう。あなたがすべきベストなプレイはそのスペルのキャストに対し、一言イエスというだけだ。
・公開情報が適切に確認できる状態にしているか
カードのタップ、アンタップ状態は明確に。トークンやカウンター類を不自然に戦場から離れた所におかないように注意しよう。
・フェイズの進行や対象の選択を明確に示しているか
コミュニケーションのところでも触れたが、自分の行動は明確に示そう。その行為は対戦相手に伝わって、初めて意味を成す。
・対戦相手のに意図せず不快感を与えていないか
意味もなく騒音をたてたり、対戦相手の思考を妨害するような行動はやめよう。あなたのためにも対戦相手のためにもならない。
また対象を選択する時に爪を立ててカードを叩くのは絶対にしてはいけない。そうするとカードに傷がつき、価値が下がってしまう。事実傷有りのカードは一般に安く流通している。そうなっては器物破損と言われても否定はできないだろう。
・プレイミスをしていないか
mtgは難しいゲームだ。複雑な局面で選択を誤るケースも少なくないだろう。だが可能な限りプレイミスは防ぎたい。プレイミスによりキルターンが無駄に(相手に逆転の目がないまま)伸びるのは対戦相手にとって面白いものではない。そして何よりその時のあなたは魅力的ではない。
対戦後のコミュニケーション
勝敗は決した。その後は目の前の同志と健闘を称えあう時間だ。
・対戦相手を中傷したり挑発したりしていないか
ゲーム中はもちろん、終了後も同様だ。あなたはベストな選択をして、相手もベストな選択をしたその結果があるだけだ。あなたは悪くないし、相手も悪くない。
・勝利の喜びに酔っていないか
激戦の末の勝利はどんな美酒よりもあなたを満たすだろう。その時あなたは驕っていないだろうか。対戦相手に自分のプレイがいかに優れているか、選んだカードがいかに強力であったかを語るのは止めよう。
万一あなたが自身の中に醜悪な自己顕示欲を飼っていたならば、あなたは一瞬にして勝者から乞食へ身を落とす。それは対戦相手との素晴らしい一戦を台無しにしてしまう。対戦相手もそれを観てくれていた人達も、そして何よりあなた自身を愚弄する行為だ。
・敗北に打ちひしがれ自分を見失っていないか
あなたは全力を尽くし、対戦相手も全力を尽くした。その結果が満足いくものでなかったとしても、あなたはそれを受け止めなくてはいけない。敗北を受け入れることは決してあなた自身を貶めはしない。
わずかな選択の違いを後悔するかもしれない。たった一枚のカードが憎くてしかたないかもしれない。ただ忘れないでほしい、あなたは悪くないし対戦相手も悪くない。結果は結果として現れただけであり、それはあなたや対戦相手の本質を左右するものではない。
あなたはその勝負から学べることを学び、再び歩き出せばいい。前を向くことができればあなたはその瞬間、世界で最高のプレイヤーとなれる。
・話さないという選択肢があることを理解しているか
公式戦の場合、対戦結果を正しく報告するまではプレイヤーの義務だ。しかしその後に対戦相手とどういったコミュニケーションをとるかは個人の自由だ。直前の勝負から一人で熟考したい人もいるだろう。相手の気持ちを読み取れるよう注意を払おう。
これは個人的な感想だが、対戦後は敗者の側にコミュニケーションの選択権があると考えている。勝負の後の礼を言ったら、敗者は勝者の側へコミュニケーションをとりたいのか、一人の時間が欲しいのかをうまく伝えられるようにしたい。
ここまで読んでくれた方へ
これは極端な意見だとは思います。しかしある特定の場に多くの人が集まる場合、その場でのルールを守ると同時に明確でないマナーを守るのも同じくらい大切だと私は思います。
上にあげたことが1人でも多くの人に共感してもらえることを願います。そうすれば私達の時間は今後もっと素晴らしいものになることでしょう。
何はともあれ楽しむという気持ち、これが一番ですね。
みなさんはちゃんと紳士的プレイができてますか?私もまだまだ精進が必要な身ではありますが、自分への戒めもかねて紳士的プレイのチェックリストを作ってみようと思います。
準備編
これは実際に対戦が始まる前、店舗や会場に入る前に済ませておくことだ。
・身体を清潔に保っているか
徹夜でmtgにのめり込むのもよくわかる。しかし紳士たるもの出発前に軽くシャワーを浴び身体を清潔に保つべきだ。
・爪は短く切っているか
対戦時にはどうしても相手のカードに触れることになる。紳士にとってカードの扱いはレディーに接するようにやさしく。伸びた爪では傷をつけてしまう。
・必要になるであろうサプライは用意しているか
ライフカウンターはもちろん、君のデッキが大量のPWやたくさんの+1カウンターを使う予定なら、自身の分はまかなえる数のカウンターを用意しておこう。可能であればトークンカードも用意しておくとベストだ。
ゲーム内におけるコミュニケーション編
席に着き、対戦相手と顔を合わせる。そこからのやりとりについてだ。
・気持ちのよい挨拶ができているか
まずは挨拶。馴染みの顔に会うことも、初めての人に会うこともあるだろう。いずれにせよ、今日この場であなたと手合わせできて光栄だという気持ちを、シンプルな挨拶によって伝えよう。
・自分のプレイが正しく相手に伝わっているか
序盤など選択肢の少ない場面では、つい進行がラフになりがちだ。対戦相手にあなたの行動が適切に伝わっているか注意を払おう。また、対戦相手の行動に不明瞭な点があれば遠慮なく質問しよう。あなたにはその権利がある。
特に最近のスタンダードではペインランドやスペルに付随する回復効果によって、ライフがめまぐるしく変動する。あなたにとっては当然のことであっても、あなたにはそれを対戦相手に正しく伝える義務がある。たった1点のライフであろうともその増減をハッキリと宣言しよう。
・対戦相手を中傷したり挑発したりしていないか
時には確率の偏りもあるかもしれない。対戦相手の一般的でないカードやプレイによって逆転される日もあるかもしれない。しかしそれによりどのような結果がでても対戦相手は悪くないし、あなたも悪くない。目の前の人を貶めるような発言はしてはいけない。
ゲームにおけるプレイ編
実際にカードを用いての対戦内容についての注意だ。
・不必要な時間を使っていないか
公式戦は対戦時間が規定されている。その時間はあなたと対戦相手の二人で共有するものだ。あなたがマナを出すことができず、使用できる起動型能力もないのに対戦相手のスペルの解決に対応し悩むのはやめよう。あなたがすべきベストなプレイはそのスペルのキャストに対し、一言イエスというだけだ。
・公開情報が適切に確認できる状態にしているか
カードのタップ、アンタップ状態は明確に。トークンやカウンター類を不自然に戦場から離れた所におかないように注意しよう。
・フェイズの進行や対象の選択を明確に示しているか
コミュニケーションのところでも触れたが、自分の行動は明確に示そう。その行為は対戦相手に伝わって、初めて意味を成す。
・対戦相手のに意図せず不快感を与えていないか
意味もなく騒音をたてたり、対戦相手の思考を妨害するような行動はやめよう。あなたのためにも対戦相手のためにもならない。
また対象を選択する時に爪を立ててカードを叩くのは絶対にしてはいけない。そうするとカードに傷がつき、価値が下がってしまう。事実傷有りのカードは一般に安く流通している。そうなっては器物破損と言われても否定はできないだろう。
・プレイミスをしていないか
mtgは難しいゲームだ。複雑な局面で選択を誤るケースも少なくないだろう。だが可能な限りプレイミスは防ぎたい。プレイミスによりキルターンが無駄に(相手に逆転の目がないまま)伸びるのは対戦相手にとって面白いものではない。そして何よりその時のあなたは魅力的ではない。
対戦後のコミュニケーション
勝敗は決した。その後は目の前の同志と健闘を称えあう時間だ。
・対戦相手を中傷したり挑発したりしていないか
ゲーム中はもちろん、終了後も同様だ。あなたはベストな選択をして、相手もベストな選択をしたその結果があるだけだ。あなたは悪くないし、相手も悪くない。
・勝利の喜びに酔っていないか
激戦の末の勝利はどんな美酒よりもあなたを満たすだろう。その時あなたは驕っていないだろうか。対戦相手に自分のプレイがいかに優れているか、選んだカードがいかに強力であったかを語るのは止めよう。
万一あなたが自身の中に醜悪な自己顕示欲を飼っていたならば、あなたは一瞬にして勝者から乞食へ身を落とす。それは対戦相手との素晴らしい一戦を台無しにしてしまう。対戦相手もそれを観てくれていた人達も、そして何よりあなた自身を愚弄する行為だ。
・敗北に打ちひしがれ自分を見失っていないか
あなたは全力を尽くし、対戦相手も全力を尽くした。その結果が満足いくものでなかったとしても、あなたはそれを受け止めなくてはいけない。敗北を受け入れることは決してあなた自身を貶めはしない。
わずかな選択の違いを後悔するかもしれない。たった一枚のカードが憎くてしかたないかもしれない。ただ忘れないでほしい、あなたは悪くないし対戦相手も悪くない。結果は結果として現れただけであり、それはあなたや対戦相手の本質を左右するものではない。
あなたはその勝負から学べることを学び、再び歩き出せばいい。前を向くことができればあなたはその瞬間、世界で最高のプレイヤーとなれる。
・話さないという選択肢があることを理解しているか
公式戦の場合、対戦結果を正しく報告するまではプレイヤーの義務だ。しかしその後に対戦相手とどういったコミュニケーションをとるかは個人の自由だ。直前の勝負から一人で熟考したい人もいるだろう。相手の気持ちを読み取れるよう注意を払おう。
これは個人的な感想だが、対戦後は敗者の側にコミュニケーションの選択権があると考えている。勝負の後の礼を言ったら、敗者は勝者の側へコミュニケーションをとりたいのか、一人の時間が欲しいのかをうまく伝えられるようにしたい。
ここまで読んでくれた方へ
これは極端な意見だとは思います。しかしある特定の場に多くの人が集まる場合、その場でのルールを守ると同時に明確でないマナーを守るのも同じくらい大切だと私は思います。
上にあげたことが1人でも多くの人に共感してもらえることを願います。そうすれば私達の時間は今後もっと素晴らしいものになることでしょう。
何はともあれ楽しむという気持ち、これが一番ですね。
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