前回の翻訳記事(http://shinesun.diarynote.jp/201501311611207288/)の後半


=アグロミラー=

アブザンアグロのミラーマッチは、テンポによって全てが決まります。先手をとったプレイヤーが多大なアドバンテージを得られます。ライオンや死与え、アナフェンザといったカードは守るよりも攻めるときにより輝くからです。除去スペル(特に胆汁病)も先手でボードアドを確保し相手のライフを攻める時の方が有用です。しかしながら最も良い点はロックを強襲させるための自然なアタックができることです。

・アプローチ1 テンポを活かす
アグロミラーにおいて、二つの異なったサイドボードの仕方があります。例えば狩人狩、闇の裏切り、残忍な切断、異端の輝きといったカードを使い、1ターンのうちに2アクションを行う戦略があります。またこれらのカードは劣勢の状態からでも、脅威を除去しゲームを五分の状態に持ち込んでくれます。ロックをどちらが先に強襲できるかがゲームの中心になることでしょう。

・アプローチ2 役割を変える
もうひとつの戦略はコントロール戦略です。テンポ勝負を捨て、サイドからエルズペスを投入するのです。アブザンミッドレンジの項でご存知のように、エルズペスは劣勢の状態からでもゲームを巻き返すスーパーカードだ。この戦略の難点は風番のロックに対して無防備であることだ。(とはいえチャームを使えば、マイナス能力でまとめて吹き飛ばすことはできる。)エルズペスを使うときには対戦相手のクリーチャーを全て捌く、あるいは自らもロックを使い防空網を作ることが必要だ。

アグロミラーでは思考囲いは不要だ。ライフとマナを盤面に出てないカードとの一対一交換には使いたくはないはずだ。


=ミッドレンジミラー=

アブザンミッドレンジのミラーマッチは、現スタンダードの中で最も激しい消耗戦になるだろう。互いに互いの脅威に対処するカードを十分に持ち、豊富なドローやライフゲイン手段を持つ。1ゲーム目は普通エルズペスかニッサが勝負を決める。どちらかがサイに蹂躙されない限りね。

・女人像と思考囲いは捨てろ。PWが勝負を決める。

サイド後の勝負はまるで違う勝負となる---脅威とPWでいっぱいだ。
女人像と思考囲いはまったくの役立たずだ。対リアニの時よりもね。この勝負はほとんどいつもニッサのアドバンテージ---4/4速攻によるライフへのアタック---により作られる。その結果、ソリンはしばしば重大な役割を果たす。ニッサの攻撃からライフを安全な所まで引き上げ、骨読みやアブザンチャームによるドローの為のライフを供給するという役目だ。このマッチは非常に妙な展開になり、お互いの脅威(PW)は多いのにクリーチャーは非常に少ない。これはニッサが輝く最高のシチュエーションだ。

多くのコントロールミラー同様に、相手が除去を構えているタイミングでこちらの脅威をプレイしたくはない。古典的な方法として、3ターン目にはクルフィックスは唱えないというものがある。他の脅威で除去を釣ってから着地させてアドバンテージを稼ごう。
きちんと土地を置き続けることができていれば、適切なターンに綺麗にマナを使うことで勝負を決めることができるだろう。実際のところは最終的にトップ勝負となることが多い。多くは骨読みやニッサが勝負を決める。狩猟者と占術ランドで最大限の効果を生み出すことも、小さいことだがロングゲームでは重要なことだ。


=リアニミラー=

この勝負もミッドレンジミラーとはまた違った形で、非常に長い。ごたぶんに漏れず、お互いに脅威を叩きつけ、一掃しまたぶっぱなすのが最良の選択だ。
サイド後だと蜂や鞭はそこまで大きな脅威ではなくなる。再利用の賢者や破滅喚起の巨人によって対処されるからだ。その結果、サイド後は多くの場合ファリカによって決着がつく。
しかしながら最近は、ニッサや導師アジャニによって強烈な一撃をぶつけるという様子も見られる。テーロスの魂も使われていたが、近頃は少なくなっている。


=さらに先を目指して=

それぞれのタイプのアブザンについて、その強みと弱点を理解してもらえたと思う。そしてそれらを打ち負かす為の適切な戦略とサイドボードを用意してもらいたい。スタンダードフォーマットはこれからも続く。ベストなデッキはこれからも毎週移り変わる。
今回はアブザン同士の直接対決に絞っての話だが、これらの思考方法は他の勝負にも応用できることを覚えておいてほしい。

・アブザンリアニを打ち倒すには、素早い脅威によりライフを攻めること。

・アブザンアグロを打ち倒すには、テンポで負けないようにすること---またマナベースからのライフ損失も上手く活かす。

・アブザンミッドレンジを打ち倒すには、ロングゲームに備えること---蜂+鞭や、時を越えた探索と真珠湖の古き者もいい(ただし、ニッサにだけは注意!)


全体の傾向として、アブザン同士の戦いでは思考囲いは良いものではない。
環境の支配者である包囲サイはデッキから抜くこと。飛行持ちクリーチャーは素晴らしい。飛べないことは致命的な欠点となる。ただし短期決戦を挑むのであれば、それらを使うのがベストになる。
A couple of Elspeths don’t count as late game in this format.(←わからない。遅いゲームにおいてエルズペスは2枚もいらない??誰かアドバイスをくれ!)


運命再編により全てが変わるが、包囲サイが消えることはないと思うよ。ドラゴンの地においても、包囲サイはいまだ最強!








最後の部分が意味不明になってしまいました。どなたか助けてもらえると嬉しいです。
新環境になりましたが、いまだアブザンは健在です。応用の利く記事だと思うので、自分の使うデッキと照らし合わせてみて、参考になれば幸いです。

ぶっちゃけ自分用で訳したんだけどな!

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索